新聞に、カラー写真で「動くガンダム」。
でかでかと。

12月に、横浜港の山下埠頭に、実物大のガンダムが姿をあらわして話題になっている。
高さ18メートル。
重さ25トン。

なんとも面白いのは、記事に「第一線で活躍するエンジニアたちの情熱と日本の技術を結集した」とあり、ハヤブサもやればガンダムもやる、同列に並べてしまうところ。


もう10年近く前になるが東京・お台場にガンダムが出現した。
その頃ガンダムのプラモデルに夢中だったV君が
「どうしてもガンダムが見たい。そしてオフィシャルグッズのプラモを買いたい」
と、猛烈な勢いでSOくんにせがんだ。
それを知った勉強をやるために出入りしていたU君が有名なお台場に行きたい一心でSOくんに猛アタック。
そのやりとりを見ていたTくんが
「フジテレビのあるとこでしょ。あそこだよね。僕も行きたい」
と懇願。
結局私も同行しなきゃならない珍道中となった。

あの時のガンダムは、時折煙を噴出して、向きを変える程度だったのだが、ものすごい人気でグッズを売る建物は行列でグルリと囲まれて、並んだV君の三人前で狙った物は売り切れてしまった。
彼のガッカリ度は大きく、あの大食いがすっかり食欲を無くしてしまった。
あまりにもかわいそうで
「アイス食べる?」
「お団子食べる?」
「かき氷がいい?」
などとサービスしたのだが、彼はなかなか立ち直れずにだった。
今は立派に社会人としてがんばってる彼、あの時のこと覚えているかしら?


このところR君が算数の宿題プリントで苦戦している。

というな、「なんでこうなるの?」みたいなまちがいがある。


彼にとっては、算数=(計算式のある)計算だとは気がついていた。

熱心な両親の入学前家庭学習のおかげで。


だから文章問題は、よく読まないし、意味(問い)を理解しにくかった。

文章を読まないで、文中のキーワードのみを見つけ出し、「これたしざん」「これはひきざん」とやっていた時期もある。


(文字のつながりが言葉)を読むことに拒否感があるんじゃない?と思うほどだった。


"今時の"算数は、ただ「たす」「ひく」をやってるわけでなく、数の概念や、数字の意味などをやってくれるから、先に数式と計算だけをたたき込まれると、学習が進んだ時に混乱することがある。

R君は混乱期に入っていると感じる。


その魔法を解くために、時間も労力もかかる。

図を書いたり、繰り返し手を変え品を変えの説明をしたり。

あたりまえのことをどう話したら?と悩むことも多い。

理解力の問題じゃなくて、思い込みの強さが邪魔してるのだが家でヘンな思い込みをさせないでほしい。

家で先行して学習指導をするよりも、今現在やっていることを繰り返し定着させる方が大切だし、習得の効果も大きいと思うのだけど


本人だって余計な苦労をしていると思う。


「質疑応答」を繰り返しているうちに、なんとなく叱られているような気分になるらしく、声も小さく、言葉もはっきりしなくなってくるのも困ってるが、分かった時のパッと広がる笑顔が可愛くてついつい熱が入る。


放課後等デイサービスは、学習塾ではないのだから、ふみこんだ学習指導の必要はないのだろうとは思う。

でも、マンツーマンで対応できる強みがあるし、小さなことにも気付きやすいし、やれることはやってあげたい。


年齢、学年、クラスに関係なく、その人に必要なことをその人に合ったやり方で。

せっかく「濃いお付き合い」ができるのだから。

予想よりも早く、今日からR君再開。
検査を受けた職員さん3人とも○の結果だそうだ。

心配していたR君の「甘えん坊がえり」もなく、新しく部屋にあったおもちゃにも、断り無しに手を出すことはなかった。
でも
「どうしたの?これ?」
と瞳はキラキラ✨

暮れにZちゃんが親にキョーハクされて、苦心して分類し「第二教室でみんなと遊ぶ」ために持ってきたもの。
だから
「Zちゃんに聞かないとわからないから今日はがまんね」
と言われたことを守り、箱の外から探って
「これは、きっと料理のおもちゃにちがいない」
などと報告に来た。

休んでる間、久しぶりに早く帰れる、しかもママがいる家で、思いっきり羽を伸ばして、けっこう好き勝手してたんじゃないかと思っていたけど、ここで身につけたことはしっかりしていた。

それに
「ボクが休んでいるあいだ、えんちょう先生何してたの?」
なんてかわいいことを言ってた。

気になっていたんだね。

「もう峠行くのいやだ」なんて言われないで良かった!
本日朝刊一面にデカデカー
「住民投票条例案を否決」

否決されるってわかっていたよ。

でもネ、私も多忙な中、微力ながら署名活動をした。
バクチ場にも反対だが、それよりも多数を武器に、なんとしてでも押し切ろうという、誠意を見せない市長及び与党のやり方が許せないから。

選挙で選ばれた市長及び与党議員は、
「自分たちは、民意によって選ばれた」
と自信を持っているかもしれないが、選挙の時にIRに関しては「白紙」だという主張だった。
もちろん私は、
「またまた…ごまかして」
と全く信用していなかったけれど。
当選したら「いいわけ」もせず、し、ばっくれて誘致推進すると言う。
市長だけでなく、与党の皆さんだって選挙の時には、IRについて一切説明していない。
だから、民意によって選ばれたとは言い難い。
もっとも政党という組織の大きい小さい、国政政党で強いなどがおおいに影響するから、その皆さんの考える民意とは、多数を得たということで決まり…だろうけど。
国が、われわれ弱小民のことを考えてないとしても、せめて地方自治体はそこに住んでいる人たちの方を向いていてほしい。
最初から、大都市横浜市としての方針、考えをきちんと説明して、真剣に向き合ってほしい。
反対意見、又は納得のいかない市民が不安を抱いているのに、おざなりの説明会で責任を果たしたなどと了解してほしくない。

反対している人たちは(私も含めて)IRそのものに懸念を持っているのではなく、「バクチ場」があることに対してだと思っている。
税収が増えるとか言っているけど、バクチ場の「もうけ」は、負けた人がいるからでしょ。
そして、依存症の心配だとか治安が悪くなるのでは?の不安に、きちんとした答えを示していない。
「対策はする」そうだが、負の面ある前提でのこと。
今現在でさえ、パチンコ依存症などで、家庭崩壊したりなど、困っている人たちがいるのに…。
そして何よりも、依存症になりやすい、のめり込みやすく止まれない人たちをたくさん知っている職業だから、不満、不平、不安は大きい。
「今一番心配なのはA君だよね」
なんてネタにしている。
2度目の緊急事態宣言が出るぞ出るぞと言われている中、ジワリとウィルス拡がりの影響が峠工房にも感じられる。

R君は今日から来ることになっていたが、妹の保育園の職員の中に「濃厚接触者」が出たらしいということで、目下検査の結果待ちらしいが園は休みにしない。
でも、ママは医療関係の仕事なので職場から園を休ませて欲しい、結果がわかるまで仕事も休むように言われたとのこと。
そりゃあそうだ。

で、R君はママが家にいる間は峠は休む。
彼、うれしいだろうな。
学校が終わったらすぐ家へ帰れる。


私たちは、電車バスを乗り継いで、まじめに峠へ来て学習したり、おしゃべりしたりの後、一旦帰宅して高校へ、これも超真面目に通っているE君のことを心配している。

彼は、言われて納得したことは必ず守るので、さらに個人での「注意、行動」の内容を厳しくするべく、彼と話し合うつもりだ。
仮に学校だけに行って、昼間の在宅時間をだらーっと過ごしたら、必ずとんでもないことになるとわかっているから、ホント心配だ。
短い冬休みが今日で終わる。
何をしたか?って何もしない…なんとなく、時間が流れた。

それで今日は休みじゃなきゃできないことをやるべし!!と思い、さっちゃんに会いに行った。
少しぜいたくをして、地下鉄そばの駐車場へ車を置いて、帰りのバスの待ち時間、寒い中で待たないようにした。
ささやかなぜいたく…。

暮れに会いに行くよと約束したけれど、どうしてか時間が作れないし、疲れてあちこち痛いし、今日しかないってことで出かけた。

行きに横須賀線で人身事故があったとか?鎌倉駅で1時間近く停車。
どのくらい待つのかわからないし、逗子まで歩くのは遠いし、昔だったら降りて歩いちゃったかも…などと思いつつ、午前中に着く予定が大きく狂った。

2人の年齢で、未だに仕事に追われてるのは私たちぐらいかねーなどと話しつつ、お互い思い通りにことが運ばない現状を嘆き合った。
特に彼女の膝痛は生活の質にも影響すると思うし、一人暮らしということも心配。

今日は会えてよかった。

今年初カワセミ!!

半分凍った川の上50㎝ぐらいを、るり色の羽を広げ、矢のように飛んでいって、巣があるのではないか?と私が思っている橋の下へもぐりこんだ。

 

朝カワセミが見れたらいいことがある、と勝手に決めていて、うれしかったり、がっかりしたり。

運よく往復するのを見た時にはヤッタネ!の気分。

自分が何かをやったわけじゃなくても、うれしくなる。

 

昼間、陽当たりの良い所の氷が解けたら、そのせまいエリアに小魚が大騒ぎしていた。

なんとなく、

「みんながんばってるんだなー」

なんて素直な気持ちになった。

 

都市開発された中の汚れた川なのに、けっこうおもしろいのだ。

ようやく休みになった。

昨29日は、車いすのQ君と見学者の予定があったのだが、Q君のお母さんが休みをとれることになったとキャンセル。

見学者のみとなった。

ホッ。

 

来年4月小学校入学の、学区内男児。

ということは家も近い。

このあたりの児童たちは皆この学区だから、仮に利用するとしても、徒歩で通所できる。

 

この1年、本当に忙しかった。

 

新年を迎えるとか、今年もあと2日とか、いろいろ言われているが、私にとっては、年末も年始も、まったく心にひっかからない。

「昨日に続く今日」であり、「行く刻の流れは絶えずして、しかも元の場所にあらず」という感じ。

 

コロナ感染症に思いっきり振り回された1年だった。

そして、これは確実にこの先も続く。

 

それでも「やれることはやろう!!」精神で、子どもたちに「つまらない」「残念な」気持ちは持たせなかった…と自負している。

それなりに皆成長の姿を見せてくれたし、何といってもB君の就職が決まるという超一級のできごとは、私たちの大きな喜びであり、はげまされもした。

 

この「園長の与太話」は、心ならずも途中で切れてしまったけれど、トシと共に、体力が追い付かなくなったせいで、気力を支え切れていないから。

でも今年4月に、突然天に召されてしまった親友中の親友が、振込用紙の通信欄に、

「もっと子どもたちの様子を発信して!!」

と書いてくれたのを気力の栄養剤としてやっていきたい。

そのつもり・・・です。

 

 今年は学校の夏休みが2週間しかない。

とんだことだ。

8月1日から8月16日まで。

大丈夫なのかなあ?

 いろいろなことが中止、自粛になり、子どもはプールの授業もない。

 だいぶ迷ったけれど、峠は夏のキャンプは、なんとかして実施しょうということになった。

いつも通りとはいかない。

でも、どんぐり山荘さんも協力すると言ってくれているし、公募はしないで「仲間うち」で人数をしぼり、のんびり、ゆっくりやりたいと決意した。

 いつもみんなに言ってるように、ひとりひとりが守ることを、きちんと守り、注意するべきことを怠らずに実施すれば、いい夏の思い出になる。

 ゆっくり出発して、のんびり遊び、みんなで外料理。

そして夏のキャンプの目玉、中学生以上は指導員の宴会にまぜてもらえる。

年長の者にとっては、なんと言ってもこれは一番の楽しみ。

去年は、E君がうれしくて、楽しくてサイダーで”二日酔い”だった。

 ちょっとだけ、「おとな扱い」してもらうのが、ことのほかうれしいらしい。

 今年もやるよ!

 6月はじめに、学校再開が残念な気が……などと余裕ありそうなことをホザいていたが、甘かった。

 忙しさ倍増、時間が足りない。

私的時間ゼロ状態。

 第2教室に集結してヤッてきたが、清掃、消毒、あれこれ。

清掃はともかくとして、おもちゃのひとつひとつまで消毒となると、大きめのつみ木はともかくとして、今年1年生のRくんが愛して止まない、ポケモンの体長5~6センチほどの大量のフィギュアとか、小さめのブロックなどには困った。

 そして、学校が変則的な部分もあり、みんな落ち着かない。

 おまけに梅雨のままだ。

外出も(外遊び)ままならない。

 まだまだおまけに買い物に行く時間がとれなくて、貧しい食卓になる日や、昼食の食べ忘れも多い。

 なんとか時間の組み立てを考えなきゃと、煮詰まる寸前──みたいだ。